この記事は『インターネット回線を乗り換えたい、新規で申し込みたいけど、どの回線が良いのか分からない』と思っている方に向けて、できるだけ短く、簡単に必要最低限の情報と共にオススメの回線を紹介していく記事です。
今回は近畿地方・京都編です
はじめに
本題にいく前に、自分に合った回線を探すときに大事な要素が大きく分けて4つあるので、4つの要素から紹介していきます。
- 住んでいる地域
- 戸建てかマンションか
- 使っている携帯電話・スマホのキャリア
- 安定した回線/速い回線か
回線選びでは、上記の4つの要素が重要になってきます。もう少し詳しく言うと
1.住んでいる地域では回線が提供エリア内かどうか
2.戸建てかマンションかでは回線の質/回線の工事の難易度
3.使っている携帯電話・スマホのキャリアでは値段
4.安定した回線/速い回線かでは回線の質の部分で関係してきます。
1.住んでいる地域については今回は近畿地方・京都編となっているので、京都で利用できる回線の中からオススメの回線を紹介していきます。
戸建てかマンションか
戸建てとマンションの違いにある一番大きいデメリットは、回線がマンション全体で共有のため混雑してしまう可能性があることです。混雑を避けるための工事をしてもらおうにも、マンションの管理会社から工事の許可を取る必要があるので、自分ではどうにもできない場合があります。
この問題はマンションの管理会社の立場に立って考えてみると分かると思います。
管理会社の立場からすると“うちのマンションには既に回線があるのに、どうして別の回線と契約し直す必要があるのか”と思ったり“工事中にマンション全体で回線が使えなくなったり、トラブルが起きたりすれば他の住人に迷惑がかかる”など色々なリスクを考えると思うので「工事をしたら回線が混雑しなくなる」と言われても、簡単に許可は出せないと思います。
マンションでは自分に合った回線を見つけても工事の許可が下りなくて利用できない可能性があるので、引っ越しをする際には前もって管理会社に相談しておく事や、配線方式がVDSL方式ではなく光配線方式かどうかの確認をしておくことが大事です。
戸建てとマンションの違いとしてマンションにあるデメリットを挙げてきましたが、前の住人が既に光回線にしてくれている場合や、最初から工事をする必要がない回線を利用できるようにしているマンションの場合はメリットだらけで戸建てよりも良いと言っても過言じゃないぐらいなので、マンションが悪いという訳ではないです。
使っている携帯電話・スマホのキャリア
プロバイダー(接続事業者)とキャリア(通信事業者または回線事業者)は近い関係にあるので、携帯電話・スマホのキャリアと近い関係のプロバイダーをセットで選ぶことで、回線や携帯電話・スマホの値段が割引きされる等のサービスがあります。セット割は他にはない魅力なので、基本的にはセット割があるインターネット回線の中から選ぶのがいいと思います。
安定した回線/速い回線か
安定した回線/速い回線かどうかは、一番気になるポイントだと思います。値段が高ければ高いほど回線の質が上がるという訳ではありませんが、値段だけで選んでしまうと回線が不安定だったり遅かったりしてしまう可能性もあるので、初めから用途に応じた回線の質は確保しておきたいところです。
深く考えずに不安定で遅い回線を選んでしまうと、後から変えようにも数年間利用し続けなければ数千、数万円の違約金が発生してしまい結局、最初から光回線を選んでいた方が結果的には安くなっていた。なんてこともあるので、妥協はしないほうがいいと思います。
ここでは回線事業者とプロバイダー(接続事業者)選びが重要になってきます。
ドコモユーザーにオススメの回線
京都府のドコモユーザーにオススメの回線はドコモ光です。ドコモのスマホとセットでお得になりますし、回線とプロバイダーがセットになっていたり、乗り換えの場合だと回線工事をしなくても良い可能性があったり、色々とお得な光コラボというサービスになっています。
プロバイダーは約24社の中から、自分に合ったものを選べる形になっていますが、プロバイダーによって何が変わるか分からないからといって適当に選んではいけません。プロバイダーごとに回線の質や特典が変わりますし、値段が変わるプロバイダーもあります。一番のオススメはGMOとくとくBBで、回線の質と値段と特典のどこをとっても一番と言っても過言じゃないです。
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光コラボとは
光コラボとはNTTグループのフレッツ光とプロバイダーがコラボして生まれた、光回線とプロバイダーが1つにまとまったサービスの事です。簡単な流れとしては、NTTが自社の光回線(フレッツ光)を他の企業でも利用できるようにしたので、フレッツ光を利用できるようになった各プロバイダーが光回線とプロバイダーを一緒に契約できるようにした。といった感じです。
フレッツ光は日本全国に整備されている唯一の光回線なので、日本全体の利用者の数が圧倒的に多いのが特徴です。実はフレッツ光そのものにはセット割はありませんが、光コラボになったことでフレッツ光と同じ光回線を利用していながらも、ドコモ、au、ソフトバンクのスマホ・携帯電話でセット割が適用されるようになっています。
更に、利用している光回線が同じということはフレッツ光から光コラボへの乗り換えや、光コラボから光コラボへの乗り換えで回線工事をする必要が無いということです。
光コラボでは回線とプロバイダーが1つになっているので、契約などの手続きを回線とプロバイダーで別々に行う必要がなく1回で済むのも魅力です。
デメリットというほどのデメリットではありませんが、利用者が多いことから回線の混雑が発生しやすいですし、回線の質はあまり高くありません。
多種多様な光コラボがありますが、共通点はフレッツ光を利用していることぐらいで、プロバイダーが違うということは回線の質も違いますし、スマホとのセット割の有無やキャッシュバックの有無などの特典部分で大きく違ってくるので、自分に合った光コラボかどうか慎重に選びましょう。
auユーザーにオススメの回線
京都府のauユーザーにオススメの回線はeo光とSo-net光プラスです。どちらもauスマートバリューというauのスマホと回線のセット割サービスが適用されます。
eo光は関西電力系列のオプテージの独自回線です。電力系の回線は独自の回線であることに加えて提供エリアが日本全国ではなく地域限定な事もあって、混雑が起きにくく安定しやすくなっています。電力系の回線の中でもeo光の回線の質は高く、記事作成時のデータでは平均回線速度が445Mbpsもあります。
プロバイダーも回線と同じeo光なので、プロバイダーを別途で契約する必要がありません。
So-net光プラスはプロバイダーがSo-netの光コラボです。eo光と比べると回線の質は高くありませんが乗り換え時の面倒な部分などが簡単になったり、光コラボならではのメリットがあります。
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電力系の回線について
電力系の回線とは各地方にある電力系会社が所有している独自回線のことで、auひかりが利用できない地域のauユーザーにオススメの回線です。
電力系の回線が利用できる地方は以下の5つです。
・中部地方(中部電力系列)
・近畿地方(関西電力系列)
・中国地方(中国電力系列)
・四国地方(四国電力系列)
・九州地方(九州電力系列)
独自回線の特徴としてはNTTと違い、日本全国で利用できない=利用者が少ないという事から、回線が混雑することが減り安定しやすくなっているので、回線の質が高い傾向にあります。
一方で、提供エリアは全国的でなくて地方、地域限定と限られているので別の地方に引っ越しをする際には解約する必要がありますし、電力系の回線は一括りにしても独自回線なので、回線の質は電力系会社(地方)によって違います。
「電力系の回線は混雑しにくいから」という理由だけで選ぶのではなく「どの電力系会社なのか」まで考えて選びましょう。
ソフトバンクユーザーにオススメの回線
京都府のソフトバンクユーザーにオススメの回線はNURO光です。ソフトバンクのスマホのセット割であるおうち割光セットはNURO光のNURO光でんわに適用されます。
NURO光はSONY系列のSo-netが提供しているサービスで、回線にはNTTのダークファイバーを利利用していて、混雑が発生しにくいだけでなく回線速度が速い通信環境になっています。記事作成時のデータでは平均回線速度は494Mbpsと京都で1番速い回線になっています。
回線の質が高いだけでなく値段も安いため、セット割が無いソフトバンクユーザー以外からも人気なので、セット割のあるソフトバンクユーザーならNURO光を選ばない理由は無いです。
プロバイダーもSo-netで回線と一体型になっているので、回線とプロバイダーの契約などをまとめて行えます。
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大手キャリア3社以外のユーザーにオススメの回線
京都府の大手キャリア3社以外のスマホ・携帯電話を使っている方にオススメの回線はNURO光です。そもそもセット割が無い場合があったり、セット割があっても回線の質が低い場合があることもあるので、回線の質は申し分なく値段も安いNURO光が圧倒的にオススメです。
回線の質をまったく気にしないという方で、セット割のある回線がある場合はNURO光にしなくても良いと思います。
まとめ
総合的にみると
ドコモユーザーなら ドコモ光
auユーザーなら eo光 か So-net光
ソフトバンクユーザーなら NURO光
上記3社以外のユーザーなら NURO光
といった感じになりますが、ドコモユーザーで回線の質が気になるという方はセット割は無くなってしまいますがNURO光にするという手がありますし、電気やガスなどを全部eo光でまとめるのも良い選択だと思います。
回線が気になる方にオススメのサイト
京都に住んでいる方にオススメの回線を簡単にザックリと紹介してきましたが、上記以外の回線からも探したい、知りたいという方に向けて、無料で手軽に利用できるサイトを紹介しようと思います。
minaoshi.netというサイトは今の回線の利用状況を入力するだけで今よりも安くなる回線を紹介してくれるので、どれぐらい安い回線があるのか、今利用している回線はどれくらい高いのかが簡単に分かるサイトです。回線を乗り換えようとしている方は勿論、乗り換える予定は無いけどどんな回線があるのか知りたいという方にもオススメです。
みんなのネット回線速度では回線の種類や地域で回線速度を調べることが出来たり、地域ごと、回線ごと、プロバイダーごとなどで直近3ヶ月で計測された平均の回線速度をランキング形式で見ることが出来たり、計測件数から地域でどれくらい人気の回線なのかが分かるので、気になった方はぜひチェックしてみて下さい。
京都府の光回線速度のランキングはコチラから
Fast.comというサイトでは今まさにこの記事を読んでいる時に利用しているインターネット回線の速度が分かります。みんなのネット回線速度でも測定は出来るページはあるのですが、Fast.comではサイトを開いた瞬間から計測が始まって10秒前後で終わるのでぜひ試してみてください。
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございます。
今回は京都編ということで、京都でオススメの回線を紹介してきましたが、同じ近畿地方の大阪や兵庫から変わった点は特にありませんでした。近畿地方以外と比べると、auひかりがない代わりにeo光があるという事ぐらいですね。
平均回線速度がどれだけ速い回線でも、機材や時期や場所やネットワークなどの些細な環境の違いから回線の質が低くなってしまったりすることはあると思います。もしかしたら、今回オススメした回線でこの問題が起きてしまうかもしれませんが、こればっかりは運が悪かっただけと割り切って考えるしかないと思います。
この記事が皆さんの自分に合った回線選びに少しでも力になれていたら嬉しいですし、オススメした回線が探していた回線そのものだともっと嬉しいです。
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