皆さんどうもこんにちは
インターネット回線を選ぶ上で必ず気になる料金のこと、難しすぎだと思いませんか?簡単にまとめても”携帯料金+回線料金+プロバイダー料金だけで終わらず3つの組み合わせや各プラン、プランよって追加されるオプションやそれらに伴って追加される/割引きされる料金“になっていてかなり複雑です。
本記事ではスマホ/携帯電話や回線とプロバイダーについて難しくて分からないという方でも分かるように、分かりやすく解説をしていこうと思います。
今回はドコモ光編です
料金比較をしたことで分かった結論を先に言ってしまうと、ドコモ光を選んでる方は実は損してるというケースが多いです。その理由も含めて、メリットやデメリットについても順を追って説明していきます。
『全部読む時間がない!』という方にも読んで欲しいので、記事の最後に“特に重要な部分だけ”のまとめを作りました。時間がない方はこちらをご覧ください!
はじめに
様々なプランによって値段が変わる携帯料金やスマホ/携帯電話とセットにする事で変わる回線料金、その複雑な仕組みに困ってしまい、結局は各店舗の店員さんが説明してくれた分だけの選択肢の中から選んでしまったり、店員さんにオススメされたものをそのまま選んでしまったりしていませんか?それ、損してます。
携帯や回線についての知識がないことで起きてしまう問題は“疑問が生まれないこと“です。店員さんに教えてもらった情報しか無いので、説明されなかった部分への疑問は生まれず、これといった疑念も無いまま実は損している状況。損しているけど何が損なのかも分からない状況になっています。
何も知らない方に対してAのモノは主にメリットの説明をし、Bのモノでは主にデメリットの説明をした場合どちらを選ぶと思いますか?皆さんが知ってる身近なものを想像して考えてみて下さい。
ご飯とパン、猫と犬、バナナとブドウ、眼鏡とコンタクト、イヤホンとヘッドホン、夏と冬、ドコモ光とその他の回線、ドコモとahamo等々。相手に与える情報/与えない情報はコチラ側が好きに選べるので、知識のない方が対象であれば自分の選ばせたいモノを選ばせるのは簡単です。
決して嘘をついていたり騙している訳ではありませんが、ほとんどの人はデメリットばかりを説明されたモノよりもメリットばかりを説明されたモノを選んでしまうと思います。
ドコモ光の基本情報と補足
・ドコモ光はNTTのフレッツ光と同じ回線を使っているので、日本全国で利用できます。また、回線とプロバイダーが一体型になっているので窓口も1つになっており、契約の手続きなどはプロバイダーとまとめて行えます。
プロバイダーも込みの回線料金になっているので、回線料金とは別でプロバイダー料金を払う必要はありません。
・ドコモのスマホ/携帯電話を利用している方はドコモ光を選ぶことでドコモ光セット割というセット割サービスを受けられます。割引き額はスマホ/携帯の料金プランによりますが、月額-1,100円または-550円になっています。
ここがドコモユーザーがドコモ光を選ぶ最大のポイントだと思いますが、お得どころか損しているという事があるので要注意です。
・ドコモ光の月額料金は、基本的なプラン(タイプAのプロバイダー)は2年の定期契約を行うことで戸建てタイプで5,720円。マンションタイプでは4,400円になっています。
定期契約じゃない場合では戸建てタイプで7,370円になり、マンションタイプでは5,500円とかなり高くなってしまうので注意して下さい。
2年経つ毎に契約が自動で更新されるようになるだけなので、すぐに解約しなきゃいけない等の特別な事情がない限りは定期契約にした方がお得になります。
・回線と一体型になるプロバイダーはタイプAとタイプBに分かれていて、合計で約24社もあり、その中から自分に合ったプロバイダーを選べるようになっています。
プロバイダーによって何が変わるのか?と言うと、回線の質はもちろん、特典も違うので他のプロバイダーが有料で行っているサービスが無料になったり等、実際に負担する金額も変わります。
タイプAは18社前後でタイプBは6社前後ですが、タイプAのプロバイダーなら月額が-220円安くなります。タイプBは月額が高いから全体的に質も高い?と思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。料金のプランが違うだけなのでタイプAがオススメです。
・回線の乗り換え時に回線工事を行う必要が無くなるかもしれない”転用”というサービスがあります。フレッツ光と同じ回線を利用してプロバイダーと回線が一体型になっているサービスのことを光コラボ(光コラボレーション)と言うんですが、光コラボ→光コラボ、フレッツ光(光コラボ)→光コラボ(フレッツ光)に乗り換えても利用する回線が同じなので回線工事の必要がない場合があります。その場合、工事費が抑えられるだけでなく、回線が利用できるようになるまでの期間も大幅に短くなります。
転用前のプランと転用後のプランの違い等、回線工事を行わなきゃいけない場合もあるので事前確認は大事です。
ドコモ光のメリット&デメリット
ドコモ光のメリットをまとめると
が挙げられます。ポイントなのは、ドコモのスマホ/携帯電話を利用している方がドコモ光を選ぶと携帯料金が割引きされるという点です。月々-1,100円または-550円も安くなるのはドコモ光にしかない魅力なんですが、ここだけで判断してしまうのは非常に危険です。
単純に考えると、2年の定期契約なら-1,100円x24ヶ月なので2年間で-26,400円もお得になっていると思えますが、-1,100円の割引きを発生させるために必要のない+1,500円を払っているのであれば-26,400円されても2年間で+9,600円の損とも言えてしまいますよね?
ドコモ光セット割では、最大のメリットである割引きの裏にこういった落とし穴が隠れています。
ドコモ光のデメリットとしては
が挙げられます。『自分はドコモユーザーだからデメリットの部分は関係ない』と思った方、私がはじめに言った事を思い出してください。今の状況が正に損しているけど何が損なのかも分からない状況なんです。
先ほどの計算で言うところの+36,000円の損を-26,400円して+9,600円の損にできるセット割があるドコモ光は、ドコモの一部プランを利用している方しかお得にならない回線になっています。
ですが、こんな面倒な計算はもう要りません。今まではお得ともいえたこの+9,600円を+0円にしてくれるプラン。-36,000円以上もお得にしてくれる新しいプランがドコモから発表されました。その名もahamoです。
ドコモ光は損?ドコモ光じゃないほうがお得な新プランahamo
皆さんはahamoって知ってますか?詳しくは知らなくても名前だけは知っているという方がほとんどだと思います。簡単に説明するとドコモから出た新しい料金プランで、データ容量が20GBもあるのに月額は2,970円と今までで一番シンプルかつ圧倒的に安くなったプランです。
まだピンときていない方も居ると思いますが百聞は一見に如かずです。一発で分かるグラフを作ったので見て下さい。
これが新プランのahamoです。今までのプランでいくとデータ容量が増えたということは月額も増えるはずなんですが、ahamoはデータ容量が20GBまで増えて月額料金は最安の2,970円まで下がっています。
ちなみによく見る比較はこんな感じです↓
ドコモの各プラン | ahamo | |
月額基本料 | \2,178~7,315(条件次第) | \2,970 |
データ容量 | 1GB~無制限 | 20GB |
通話料 | 家族間は無料 家族以外は30秒あたり22円 | 5分以内の通話無料 |
キャリアメール | 〇 | × |
留守番電話 | 〇 | × |
対応窓口 | ドコモショップ・電話・オンライン | オンライン 有料の店舗サポート(1回3,300円) |
みんなドコモ割 | 〇 | × |
ドコモ光セット割 | 〇 | × |
その他の割引きサービス | 〇 | × |
契約年齢 | 中学生以上 | 20歳以上 |
正直、この比較だけを見ると
- ドコモの方が安くなる。
- ドコモの方がデータ容量が多くなる。
- ahamoにしたら色んな機能が無くなる。
- ahamoにしたらセット割が無くなる。(値段が高くなる)
というような捉え方も出来てしまいますが実際は、ドコモの方が安くなるプランならデータ容量はahamoと比べるとかなり減りますし、データ容量が多いプランならahamoより高くなります。中にはahamoより高いのにデータ容量が半分以下のプランもあります。
ahamoにすることで無くなる機能のほとんどは無くなっても問題がないものです。一番の問題はahamoにしたらセット割が無くなる事を=値段が高くなると間違った認識をしてしまい、まるでデメリットかのように思ってしまう事です。
セット割については間違ったことを言っている訳ではなくて、セット割が受けられるドコモのプランを利用している方にオススメの回線はドコモ光なんですが、ドコモの新プランahamoを利用している方にオススメの回線はドコモ光ではありません。
つまり、『ahamoにしたらドコモ光のセット割が無くなってしまいます』と言われても、そもそもドコモ光にする理由が無いので全く問題ないんです。
ここからは、なぜこの事実を誰も教えてくれなかったのか?という点も含めて、ahamoについて詳しく解説していきます。
基本情報の前にahamoに関するQ&A
Q.ahamoって何?ドコモの親戚みたいな感じ?
A.よくahamoはドコモの親戚か何かと思ってる方が居ますが、ahamoもドコモです。ギガホやギガライトと同じでドコモにある各プランの中にahamoというプランがあります。
Q.どうしてここまで安くなったの?安くなるにしても値段が値段だし、何か致命的なデメリットがあったりするのでは?
A.そんなことはありません。値段に関しては今までのスマホ/携帯の値段が高すぎただけです。
Q.じゃあどうしてわざわざ安くしてくれたの?
A.それは新しく発足した菅内閣が携帯電話料金の値下げを公約に掲げ、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社に対して『もっと安くできるよね?』と圧をかけたからです。
何が起こったのか?ザックリとした時系列順で見てみましょう。
あぁー!だから色んな企業が一斉に新しいプランの発表をしていたのか!
そうなんです。 ちなみに、発表後~提供開始までの間にユーザーからの様々な声に応えていて、現在のプランは発表当初のプランから更に良くなっています。
こういった流れがあり破格の新プランahamoが誕生しましたが、ahamoはweb限定、オンライン専用になっているため、従来のように店舗に行き店員さんからの説明や注意事項を確認しながら手続きを行うのではなく、ahamoのwebサイトにアクセスから手続きまで全て1人で行わないといけません。
このサポート体制の不親切さがahamoにしない方が多い最大の理由だと思います。2021年の4月22日から1回3,300円で手続きや申し込みに関するサポートを店頭でも受けられるようになりましたが、自分が操作している画面を見てもらって必要に応じて案内してもらえるといった感じで、注意事項などの説明義務はないそうです。
店頭では取り扱ってないため、ahamoについて聞いてもオススメしてくれませんし、微妙な感じになります。これが逆に“知識のある店員さんでもahamoはオススメじゃないんだ”や“微妙なものは微妙って教えてくれる店員さんがオススメしてくる他のプランの方が信頼できそう”と感じてしまい、余計にahamoから遠ざかってしまう理由にもなってしまっています。
ahamoについて誰も教えてくれなかった事にはちゃんと理由があったんだね!
騙してやろうという訳ではなくて、教えてしまうとahamoに関する相談となり有料になってしまいますからね。システム的にしょうがないです。
メインブランドの料金プランについて説明することが出来ないのは冷静に考えるとちょっと不自然ですし、これからどんどん改善されていくと嬉しいですね。
ユーザー側としては安くなるので凄く嬉しい気持ちですけど、ドコモ側として考えると辛そうですね。
破格のプランすぎて乗り換えられると利益が減るので乗り換えて欲しくない。けど他社に乗り換えられるともっと利益が減るのでそれは避けたい。逆手にとって他社からの乗り換えを狙う。と様々な狙いが交錯していそうです。
よく分からない新しいものに手を出すのは不安だと思います。手を出した結果悪化するのは最悪ですし、とりあえず現状維持でいいかっていう考えになってしまう気持ちも分かります。ただ、維持している現状が良い状態ではないので、考え直してみても良いと思います。
ahamoの基本情報と補足
・ahamoはドコモの料金プランの1つで、データ容量は20GBもありながら毎月の基本料は最安の2,970円という破格のプランです。とてもシンプルで、最安の月額料金にするために必要な条件はありません。
そもそも高かった携帯電話料金の値下げを政府から言われ対応した結果です。よくある”最安で〇〇円!※ただし割引きの条件は○○が○○で~”といった要素はahamoにはありません。2,970円で20GBです。
・契約の手続き、相談、故障した際などにサポートしてくれる対応窓口は全てオンライン限定になっています。
ドコモの店舗での対応は有料になっており1回3,300円です。サポート内容としては店員さんにアドバイスを貰いながらオンライン上で自分が操作するといった感じです。
・キャリアメール(@docomo.ne.jp)が使えなくなります。
Gmailやyahoo!メールなどのフリーメールがあるので、特に問題はないと思います。
・5分以内の通話が無料になっています。LINEのような無料通話アプリなど、連絡が取れる手段はいくつかあるので5分以内でも通話をすること自体があまり多くないとは思いますが、0という訳でもなく、お店の予約など使用する機会はあると思います。
ahamo以外のプランでは家族間での通話は無料ですが、家族間以外での5分以内の通話無料サービスは月額770円の追加オプションになっています。
・ドコモ光セット割やファミリー割引、みんなドコモ割などの割引きサービスの対象外になります。割引きの対象外にはなってしまいますが、ドコモの家族として人数のカウントには含まれるようになっています。
例:家族3人の料金プランがahamoとギガホとギガホの場合、ahamoの1人は0円ですがギガホの2人は家族2人分(-5,50円)ではなく家族3人分(-1,100円)のセット割を受けられます。
これをマイナスと捉える方が居ますが、ahamoは割引きサービスが無くても安いので結果的にはプラスになる事のほうが多いです。もしもahamoがセット割の対象になっていたら月額が770円とかになってしまいます。
・ahamoにすることで無くなるサービスは割引きサービス以外にもありますが、気になるのは留守番電話とワンナンバーサービスとspモード決済です。
留守番電話サービスを利用していた方は凄く困ると思います。
ワンナンバーサービスが無くなってしまうので、セルラーモデルのApple Watchが単体で利用ができなくなります。GPSモデルと同じように近くにiPhoneがある事で利用できます。
spモードが無くなるのでspモード決済も無くなります。キャリア決済が無くなる訳では無いので、ドコモ払いやd払いは利用できます。
・海外ローミングに対応しているので海外でも問題なく通信ができますし、追加料金もかかりません。ただ、期間は~15日間と決まっています。15日以上経ってしまうと日本に帰国するまで大幅な通信制限がかかってしまいます。
格安スマホでは海外では利用できないケースもあります。限定的ではありますがahamoならではのポイントです。
ahamoの安さが一目瞭然!?【料金比較①】
皆さんが一番気になっているであろう料金比較です。ここからは、現在ドコモにあるプランのギガホとギガライトとahamoの携帯料金を比較していきます。
まずは割引きも何もない基本料から。
各プランのデータ容量と月額料金(1/5)
データ容量/月額 | 5Gギガホ(1プラン) | ギガホ(1プラン) | 5Gギガライト(4プラン) | ギガライト(4プラン) | ahamo(1プラン) |
1GB | – | – | ¥3,465 | ¥3,278 | – |
3GB | ¥5,665 | ¥5,368 | ¥4,565 | ¥4,378 | – |
5GB | – | – | \5,665 | ¥5,478 | – |
7GB | – | – | ¥6,765 | ¥6,578 | – |
20GB | – | – | – | – | ¥2,970 |
60GB | – | ¥7,018 | – | – | – |
無制限 | ¥7,315 | – | – | – | – |
各プランのデータ容量と1GBあたりの月額料金(2/5)
データ容量/1GBの料金 | 5Gギガホ(1プラン) | ギガホ(1プラン) | 5Gギガライト(4プラン) | ギガライト(4プラン) | ahamo(1プラン) |
1GB | – | – | ¥3,465 | ¥3,278 | – |
3GB | ¥1,888 | ¥1,789 | ¥1,521 | ¥1,459 | – |
5GB | – | – | ¥1,133 | ¥1,095 | – |
7GB | – | – | ¥966 | ¥939 | – |
20GB | – | – | – | – | ¥148 |
60GB | – | ¥116 | – | – | – |
無制限 | \104(70GB) | – | – | – | – |
セット割サービスが無い状態だと、データ容量が最小の1GBのプランでも20GBのahamoより値段が高くなっているという事が分かります。
ここからが本題です。ahamoには無いセット割サービスやahamo以外では有料な5分以内の通話無料オプションも含めた月額料金ならahamoより安くなるのか?見てみましょう。
まずはドコモ光セット割から
ドコモ光セット割が適用された時の月額料金(3/5)
()の中の数字は割引き額
データ容量/月額 | 5Gギガホ(1プラン) | ギガホ(1プラン) | 5Gギガライト(4プラン) | ギガライト(4プラン) | ahamo(1プラン) |
1GB | – | – | ¥3,465(-0) | ¥3,278(-0) | – |
3GB | ¥4,565(-1100) | ¥4,268(-1100) | ¥4,015-(-550) | ¥3,828(-550) | – |
5GB | – | – | ¥4,565 (-1100) | ¥4,378 (-1100) | – |
7GB | – | – | ¥5,665 (-1100) | ¥5,478 (-1100) | – |
20GB | – | – | – | – | ¥2,970 |
60GB | – | ¥5,918 (-1100) | – | – | – |
無制限 | ¥6,215 (-1100) | – | – | – | – |
インターネット回線にドコモ光を選んでも、5Gギガライト/ギガライトの1GBでは割引きがありませんし、5Gギガライト/ギガライトの3GBでは-550円になっています。
よくデメリットとして『ahamoだとドコモ光セット割が消えてしまう』と言われますが、ギガライトでも消えてしまっていますし、ドコモ光セット割のあるプランと比べても最安プランはデータ容量が20GBもあるahamoです。
次はドコモ光セット割+みんなドコモ割で見てみましょう。
ドコモ光セット割とみんなドコモ割が適用された時の月額料金(4/5)
注意3回線以上は-1,100円で2回線だと-550円
()の中の数字が2回線での月額料金
データ容量/月額 | 5Gギガホ(1プラン) | ギガホ(1プラン) | 5Gギガライト(4プラン) | ギガライト(4プラン) | ahamo(1プラン) |
1GB | – | – | \2,365(\2,915) | \2,178(\2,728) | – |
3GB | \3,465(\4,015) | 3,168(\3,718) | \2,915(\3,465) | \2,728(\3,278) | – |
5GB | – | – | \3,465(\4,015) | \3,278(\3,828) | – |
7GB | – | – | \4,565(\5,115) | \4,378(\4,928) | – |
20GB | – | – | – | – | ¥2,970 |
60GB | – | \4,818(\5,368) | – | – | – |
無制限 | \5,115(\5,665) | – | – | – | – |
ahamoよりも安いプランが出てきましたね。ahamoより安くなったプランを簡単にまとめると、みんなドコモ割またはみんなドコモ割とドコモ光セット割の両方が適用された5Gギガライト/ギガライトの1GBと3GBのみです。
最後に、条件次第で安くなったプランにもahamoについている5分以内の通話無料オプション(+770円)も追加した比較を見てみましょう。
条件次第でahamoより安くなるプランに5分以内の通話無料オプションも含めた月額料金(5/5)
データ容量/月額 | 5Gギガホ(1プラン) | ギガホ(1プラン) | 5Gギガライト(4プラン) | ギガライト(4プラン) | ahamo(1プラン) |
1GB | – | – | \3,135(\3,685) | \2,948(\3,498) | – |
3GB | – | – | \3,685(-) | \3,498(-) | – |
5GB | – | – | – | – | – |
7GB | – | – | – | – | – |
20GB | – | – | – | – | ¥2,970 |
60GB | – | – | – | – | – |
無制限 | – | – | – | – | – |
5分以内の通話無料オプションを追加した結果、ahamoよりも安くなるプランはみんなドコモ割の3回線以上が適用されたギガライトの1GB/2,948円のみになりました。
料金比較で分かったオススメのプラン
条件次第ならahamoよりも安くなるプランはあるにはあるんですが、5Gギガライト/ギガライトの1GBか3GBでしかその条件は満たせませんし、みんなドコモ割が必須になっています。
しかも、3GBの場合だとドコモ光セット割も必須です。5分以内の通話無料オプションも追加して考えると、ahamoよりも安くなるプランはギガライトの1GBのみです。
文章で見ても複雑でよく分からないと思うので、分かりやすい図を作ってみました。
データ容量が1GB~3GBしかないので、1ヶ月のうちほとんどはWi-Fiに繋いでの利用が前提になっていますし、条件が整っている1つのプランを除けば通話料が無料だとahamoより高くなってしまうので、あまり通話をしないことも前提ですね。
こんな事をいちいち気にしなくてもahamoなら20GBもあって5分以内の通話なら無料です。
ドコモ光セット割で最大の-1,100円の割引きを受けられるのはahamoよりも値段が高いプランだけで、ahamoよりも安くなるプランは対象外になっていたり半分の-550円にされているという結果になっています。
ここまで読んで下さった方ならもう伝わったと思いますが、ahamo以外のドコモのプランは月額料金が高すぎです。今までのプランを基準にするのではなく、20GBのプランが2,970円であることを基準に考えてみて下さい。
料金比較をしたことで分かった結論!
月額で選ぶ損をしていないプランは
・最安の条件が揃っているギガライト1GB
・ahamo
・ギガホ無制限の3つ
そして、データ容量で選ぶオススメできるプランは
・~1GBで最安に出来る条件が揃っているギガライト1GB
・~23GBならahamo(5GB分は1GB追加オプションから購入)
・24GB~のギガホ無制限の3つです!
個人的には色々な条件をクリアしてちょっと安くなる1GBを選ぶよりはahamoの方がオススメですし、60GBを選ぶくらいなら無制限の方がオススメです。
実際のデータで見ると20GB以上も必要としているユーザーはかなり少数派です。人それぞれの用途によってオススメできるプランは変わってくると思いますが、コスパで考えると間違いなくahamoが一番オススメのプランです。
ここで本題のドコモ光の話に戻るんですが、ギガホ無制限であればインターネット回線にドコモ光を選ぶことで安くなりますが、ahamoやギガライト1GBだとドコモ光セット割が無いのでドコモ光を選んでも安くなりませんよね?
“ドコモ光を選んでいる方は実は損していた”ということが分かってきたんじゃないでしょうか?
本当にドコモ光だと損していた!【料金比較②】
先ほど紹介した料金比較はスマホ/携帯電話の月額料金のみなので、ドコモ光セット割が適用されているということはドコモ光の回線料金が加算されることも考えなくてはいけません。ドコモ光の基本的なプランは、戸建てタイプ+5,720円とマンションタイプ+4,400円になっています。
しかし!
ahamoやギガライトの1GBはドコモ光セット割がないので回線をドコモ光にする必要がありません。+5,720円のドコモ光ではなく、+5,500円や+5,300円の安い回線も選べるので、毎月の携帯料金と回線料金のどちらも安くなるんです。
イメージはこんな感じです↓
ahamoの部分はギガライト1GBに置き換えても同じです。ドコモ光セット割がないのでドコモ光よりも安い回線を選べばその分安くなります。
実際の値段でどれくらい差が出るのか、データ容量がahamoの20GBに一番近いギガライトの7GBプランと比較してみます。
ギガライト7GBは基本料が6,578円です。そこからドコモ光セット割とみんなドコモ割と5分以内の通話無料オプションを考えると、最終的な月額は5,148円になります。回線はドコモ光なので+5,720円されます。
5,148円(携帯料金)+5,720円(回線料金)で月額10,868円です。
ahamo(20GB)は基本料が2,970円でセット割が無く、5分以内の通話無料は既にあるので値段はそのままです。回線はドコモ光にしなくていいので、ドコモ光よりも安い+5,300円の回線で考えます。
2,970円(携帯料金)+5,300円(回線料金)で月額8,270円です。
グラフで比較するとこうなります。
なんと!定期契約の2年で考えると
62,352円も差が出てしまいます!
ちなみに、データ容量の差は312GBもあります。
これがドコモ光だと実は損していたということの答えです。
新プランのahamoはまだまだ始まったばかりなので、今からでも全く遅くはありません。乗り換えには解約金や契約更新月などの要素もあると思うので、ベストなタイミングで携帯も回線も乗り換えられるように今のうちに確認しておくと良いと思います。
ドコモ光よりも安い回線についてはドコモ光のメリット/デメリットの部分でも説明しましたが、ドコモ光自体は他の回線と比較して安い訳ではありません。ドコモとのセット割があることで安くなっていただけなので、セット割が無い状態ならドコモ光よりも安い回線はあります。
ただ、回線料金について自分で調べて探し回るのはかなり面倒ですよね?でも大丈夫です。そんなことをしなくても簡単にできて無料でやってくれるサイトがあります。
ドコモ光よりも安い回線の探し方
『ドコモ光よりも安い回線にすればお得!』と言われても、肝心な『ドコモ光よりも安い回線を見つけるのが大変そう』って面倒に感じてしまうと思いますが、無料で回線料金の見直しをしてくれるサイトがあるので、面倒なことは一切なく、そのサイトを利用するだけで簡単に見つかります。
今回紹介するのはminaoshi.netというサイトです。
minaoshi.netがどういったサイトか簡単に説明すると、現在の利用状況である回線の値段や連絡先などの4つの項目を入力するだけで、今よりも安くなる回線を教えてくれるサイトです。
安くなる回線を紹介してくれるだけでなく回線についての相談にも対応しているので、回線について難しくて分からないという方にもオススメです。
この記事を読んで思ったことや『本当にドコモ光じゃない方が安くなるのか?』といった疑問でも、相談してストレートに聞いてしまうのが一番だと思います。
すぐ終わるので時間を要しませんし、ドコモ光よりも安い回線を探す際にはうってつけです。無料で気軽にできるので乗り換えるかどうかは後で考えて、安い回線が知りたいだけという方にもオススメです。
最後に、ドコモ光との関係も踏まえて分かったahamoのメリットとデメリットをまとめていきます。
ahamoのメリット&デメリット
ahamoのメリットの部分をまとめると
が挙げられます。なんといっても20GBで2,970円という圧倒的にシンプルなプランが魅力ですね。そして、インターネット回線にドコモ光を選ばなくていいので、ドコモ光よりも安い回線を選ぶことで他のドコモのプランとの値段の差はもっと広がります。
一方でahamoのデメリットとしては
が挙げられます。ahamoにすることで無くなってしまう機能はいっぱいあるんですけど、事前に確認をしていた方が良さそうなものはこんな感じです。留守番電話サービス以外は代わりになるものがあるので、あまり問題ではないと思います。
セルラーモデルのApple Watch単体での利用は出来なくなりますが、GPSモデルと同じような使い方になるだけです。
メリットなのかデメリットなのかが人によって分かれるものとしては
が挙げられます。契約の手続きも含む対応窓口がオンライン限定になっているので、全て自力で行わなければいけません。インターネットなどに疎い方だと調べるだけでも一苦労だと思いますし、操作も大変だと思います。
対応窓口がオンライン限定だからahamoに変えるのはあまり乗り気じゃない。と思っている方も居ると思います。
別の視点から考えると事務手数料が0円で店頭でのサポートが1回3,300円ということは1回だけなら従来通りの事務手数料である3,300円を払っただけとも解釈できるので、デメリットでもない気がします。
一方で、自分で調べながらやって簡単に出来たよ~という方も居るので、そういった方にとっては事務手数料が0円になっていたり、お店までの交通費や移動時間、待ち時間が無くなったので確実にメリットと言えますね。
結論
ドコモ光、ドコモの各プラン、ahamoについて1~10まで説明したので長くなってしまいましたが、結論としては非常にシンプルです。
ドコモ光はドコモのスマホ/携帯電話とセットにすると月額料金が安くなる可能性はありますが、セット割で安くなるドコモの携帯料金が高いので、総合的にみるとお得どころか損しているというケースが非常に多いです。
回線とスマホは近い関係にあるので、回線料金を安くするなら携帯料金のことも合わせて考えることが大事です。
ドコモ光って高いの?という疑問は、ドコモって高いの?という疑問を持つことで、同時に答えが見つかる仕組みになっています。
最後に
記事を最後まで読んで下さってありがとうございます。
現状だとドコモ光とahamoの組み合わせには全くメリットがありません。ahamoに変更したことでドコモ光を解約となると利益が減ってしまいますし、今後は、ahamoでもドコモ光と組み合わせることで何かしらのメリットが得られるようになってくる気もします。
一時期『日本のスマホ代は高すぎる!』ってコマーシャルがよく流れてましたけど、ahamoという低価格で中容量な破格のプランを出せるのを見ると、本当に高かったんだなって思いますね。
これが基準になってくると、一番需要がありそうなahamoよりも更に安くなった小容量プランも出てきたりすると思うので、こちらも今後に期待です。
ahamoは、他社が今よりも約1000円程高い価格設定で発表していった中で2,980円という低価格で発表したり、新プランとして発表した際には無かった機能やサービスが最終的には利用できるようになっていたり、安くせざるをえなかった状況下でもユーザーの事も大事に思っているのが伝わりますね。
ただ、少しでも抵抗しているのか、本当にギリギリでそうせざるをえないのか、まだ時間が足りていないだけなのかは分かりませんが、web限定だからといって店舗での案内や対応を行わないのはちょっと不親切に感じますね。
急ピッチで進めてきたと思うのでまだまだ完成形ではないと思いますが、それでも十分すぎるほどの新プランahamoの今後と、ahamoとセットでお得になるかもしれない?ドコモ光にはこれからも目が離せません!
【忙しい人向け】ザックリまとめ
時間などの都合上、最初から最後までじっくり読めない方も居ると思うので【忙しい人向け】として本当に大事な部分だけをザックリとまとめてみました。
ここまでじっくり読んできたよ~という方にとっては復習になるので、読まなくても大丈夫です。
ドコモ光を選べばスマホの月額料金が安くなるというセット割サービスがありますが、セット割が受けられるスマホのプランは月額料金が高すぎるので、お得どころか損しているケースがほとんどです。
“何で割引きされているのに損なの?”と思いますよね?その理由は、政府の『携帯料金の値下げしろ』という要請に応じた新プランのahamoがあるからです。
料金を比較することで一目瞭然なので、まずはこちらをご覧ください。
各プランのデータ容量と月額料金の比較①
データ容量/月額 | 5Gギガホ(2プラン) | ギガホ(2プラン) | 5Gギガライト(4プラン) | ギガライト(4プラン) | ahamo(1プラン) |
1GB | – | – | ¥3,465 | ¥3,278 | – |
3GB | ¥5,665 | ¥5,368 | ¥4,565 | ¥4,378 | – |
5GB | – | – | ¥5,665 | ¥5,478 | – |
7GB | – | – | ¥6,765 | ¥6,578 | – |
20GB | – | – | – | – | ¥2,970 |
60GB | – | ¥7,018 | – | – | – |
無制限 | ¥7,315 | – | – | – | – |
1GB/3,278円で7GB/6,578円から20GB/2,970円です。1GBが20GBになったのに何故か値段が安くなっています。7GBが20GBになったのに、値段は2倍以上も安くなっています。
ですが、この料金比較はまだ完成していません。ahamoにはあるけどギガホとギガライトにはないもの、ギガホとギガライトにはあるけどahamoにないものがあるので、次はそれも含めて計算します。
各プランのデータ容量と月額料金の比較②
ドコモ光セット割(-550円または-1,100円)
みんなドコモ割3回線以上(-1,100円)
5分以内の通話無料オプション(+770円)
データ容量/月額 | 5Gギガホ(2プラン) | ギガホ(2プラン) | 5Gギガライト(4プラン) | ギガライト(4プラン) | ahamo(1プラン) |
1GB | – | – | ¥3,135 | ¥2,948 | – |
3GB | ¥4,235 | ¥3,938 | ¥3,685 | ¥3,498 | – |
5GB | – | – | ¥4,235 | ¥4,048 | – |
7GB | – | – | ¥5,335 | ¥5,148 | – |
20GB | – | – | – | – | ¥2,970 |
60GB | – | ¥5,588 | – | – | – |
無制限 | ¥5,885 | – | – | – | – |
ahamoにはない割引きがあってもahamoより安くなる可能性があるプランのデータ容量は1GB~3GBまでです。この料金比較でいくと最安プランに月額+22円することで+19GBになったのがahamoです。
さらに!この比較は携帯料金だけで回線料金が含まれていません。ahamoとahamoより安くなるギガライトの1GBプランにはドコモ光セット割が無いので、回線をドコモ光にするメリットがありません。
ドコモ光の基本的な戸建てプラン5,720円の2年定期契約で考えましょう。ドコモ光セット割を受けるということは回線がドコモ光じゃないといけないので、そのまま携帯料金に+5,720円します。
一方、ahamoやギガライト1GBなら5,720円もするドコモ光を選ぶ理由がないので、ドコモ光より安い5,300円の回線を選ぶとします。すると、ドコモ光と比較して毎月-420円もお得になりますよね。
回線料金だけの差額が1年で5,040円。2年間で10,080円もお得になります。
携帯料金と回線料金のどちらも合わせて、割引きのあるギガライト7GBとahamo(20GB)で比較してみましょう。
ギガライト7GBは携帯料金5,148円+回線料金5,720円で月々10,868円
ahamo(20GB)は携帯料金2,970円+回線料金5,300円で月々8,270円
差額は2,598円
2年間で考えると62,352円もお得になって
データ容量は312GBも増えています
ドコモ光より安い回線を探すのが大変そう。手間がかかりそうだと思いますが問題ありません。無料で回線料金の見直しをしてくれるminaoshi.netというサイトがあるので、簡単に見つけられます。
ここまではahamoのメリットを紹介してきましたが、ここからはメリット以外も紹介していきます。
ahamoに変えることで無くなってしまう機能がいっぱいあります。無くなっても問題がない機能もたくさんありますが、事前に確認しておいた方がいい機能もあるので、その紹介と軽い補足をします。
- キャリアメール(@docomo.ne.jp)が無くなります。
- GmailやYahoo!メールといったフリーメールがあるので大きな問題ではありません。
- 留守番電話サービスが無くなります。
- これはどうしようもないです。他の連絡手段も用意しておくことぐらいしかありません。
- ワンナンバーサービスが無くなります。
- セルラーモデルのApple watchが単体で使えなくなります。簡単に言うとGPSモデルと同じような使い方になってしまいます。
- spモードが無くなります。
- spモード決済で支払いを行っていた方はspモード廃止に伴い別の支払い方法にしなければいけません。d払い/ドコモ払いといったキャリア決済はそのままです。
人によってメリットかデメリットかが分かれるものもあります。
ahamoへの申し込みもweb上、手続きもweb上、説明もweb上なので、全て自分1人で行わないといけません。契約した後のサポートもオンライン限定です。ドコモの店舗に行って直接サポートして欲しい場合は1回につき3,300円かかります。
面倒くさそうって思うかもしれませんが別の視点から考えてみると、店舗まで行かなくても家の中に居ながら契約が出来ますし、オンラインになったことで事務手数料の3,300円が0円になっているので人によってはメリットに変化します。
結論!
ドコモ光を選んでいるということは実は損しているというケースが非常に多いです。
ドコモ光でも損していないのは、Wi-Fi環境が整っていなくてギガホの無制限プランを利用しなきゃいけないといったデータ容量がahamoの20GBじゃ全然足りない方です。
それ以外の方はahamoか、ギガライトの1GB(ahamoより安くなる条件が整っていて1GBでも問題がないなら)にすることでお得になり、回線はドコモ光よりも安い回線に乗り換えることで更にお得になります。
minaoshi.netという無料サイトを使えばドコモ光よりも安い回線が簡単に見つかります。
ahamoはまだまだ始まったばかりですし、今から乗り換えても全然遅くないです。乗り換えるにしても契約更新月でないと解約料が発生するといった問題もあると思うので、早めに確認しておきたいですね。
時間がない中、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
伝えられなかった情報はまだまだあるので、時間がある時にぜひ最初から読んでみて下さい!
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